巨人・丸佳浩外野手(32)が執念のヘッドスライディングだ。
6日の阪神とのCSファーストステージ第1戦(甲子園)の5回。先頭打者の丸は天敵とする相手先発左腕・高橋の3球目を叩き、打球は詰まりながら一、二塁間へ。二塁手の木浪にゴロの当たりを捕球されたが、丸は一塁へ全力疾走し、最後は頭からベースに突っ込んだ。ヘッスラは故障のリスクも伴うが、なりふり構っていられなかったのだろう。木浪からの送球を上回り、判定はセーフ。チームとしてもこの日初めて無死からの出塁となった。
丸のガッツあふれるプレーをきっかけに続くウィーラーが送りバントを決め、中島の右前打で一死一、三塁までチャンスを広げ、吉川の中前打で待望の先制点を奪取した。
主砲・岡本和は左わき腹を痛め、この日は欠場。その大ピンチで丸は昨年9月17日以来の4番に座り、さっそく大きな仕事をやってのけた。