ハミルトン「ダウンフォース不足によって、マックスに0.5秒も離されている」メルセデス/F1第18戦金曜

 2021年F1メキシコGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=2番手/2=3番手、バルテリ・ボッタスはフリー走行1=1番手/2=2番手だった。FP2で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が記録したトップタイムと比較して、ボッタスは0.424秒、ハミルトンは0.509秒遅かった。

 FP1でハミルトンは、コースオフしてコースに戻る際に、レースディレクターが定めた手順を守らなかったとして、ドライビング関連の戒告(シーズン1回目)を受けた。ハミルトンはターン1と2の間でコースを外れ、ターン2と3の間でコースに復帰したが、ターン3のボラードの左側を通るという決まりに従わず、弁明も受け入れられなかった。

2021年F1第18戦メキシコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=2番手(1分18秒417:ソフトタイヤ/24周)/2=3番手(1分17秒810:ソフトタイヤ/26周)

 マシンの感触は全体的にまずまずで、これといって大きな問題もなかった。僕たちとしては全力を尽くしていた。ただ、今の時点ではレッドブルの方が少し速いね。

 セットアップにこつこつ取り組んで、改善を図っているが、全体的なダウンフォースが不足していて、それがラップタイムに表れている。

 今日は大勢のファンがサーキットまで来てくれてうれしい。今週末もバトルを続けていくのを楽しみにしているよ。

(レッドブルとのタイム差について聞かれ)今の時点では、僕たちにとって彼らは速すぎる。僕たちにはダウンフォースが足りない。それが0.5秒離されている理由だと思う。

2021年F1第18戦メキシコGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

■バルテリ・ボッタス(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=1番手(1分18秒341:ソフトタイヤ/28周)/2=2番手(1分17秒725:ソフトタイヤ/31周)

 路面が埃っぽくて、グリップが低く、一日の初めは苦労した。そのためにマシンの状態を見極めるのが簡単ではなかったが、あるべき状態からそれほど離れているとは思わなかった。それでFP2に向けて調整することができたんだ。

 午後に入ってからマシンはまずまずだったが、もっとタイムを見つけ出さなければならない。レッドブルが速いからね。今の時点では彼らの方が速く、ソフトタイヤでのシングルラップで強力なペースを見せている。ポールをかけて戦うためには、タイムを見つけ出す必要がある。

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