あす7日(日)も高気圧に覆われて晴れる所が多いものの、東・西日本の太平洋側沿岸部や北海道の一部では雨や雷雨となる所がありそうだ。気温は全国的に平年よりやや高く、暖かい「立冬」となる見込み。
　週明けは寒冷前線が通過し、広く雨や風が強まるおそれがあり、最新の情報に注意が必要だ。

あす7日(日) の天気　広く晴れるも北海道や東・西日本太平洋側中心に所々で雨

　6日(土)は午前を中心に高気圧に覆われて広く秋晴れとなった。午後も晴れた所が多かったものの、西日本から東日本の太平洋側を中心に東シナ海を東進中の低気圧や前線、周辺の湿った空気が流れ込み、雲が広がっている。
　午後5時現在、九州南部から沖縄周辺で広く雨が降っているほか、東海や関東南部にも湿った空気がぶつかり、雨雲が発生している。
　こんやからあす7日(日)にかけても日本付近は広く高気圧に覆われるが、日本の南の海上を低気圧が東へと進み、東・西日本の太平洋側を中心に暖かく湿った空気が流れ込む見込みだ。

　7日(日)も晴れる所が多いものの、東・西日本の太平洋側の沿岸部を中心に雨の降る所がありそうだ。関東では南部を中心に朝から雲が広がり、南部の沿岸部や茨城県ではにわか雨や雷雨に注意が必要。東海以西の太平洋側でも午前中天気の回復する所があるが、午後は沿岸部を中心に再び雨の降る可能性がある。
　また、北海道でも前線が通過する午前を中心に雨や雷雨となり、北部では風も強まる見込みだ。

7日(日)の気温　二十四節気「立冬」　広く10月並みの陽気　九州では夏日の所も

　朝の最低気温は前日とあまり変わらず、北日本で5℃前後、東・西日本で10℃前後の予想。
　最高気温は前日よりやや高い所が多く、各地で10月中旬から下旬並みとなる見込み。特に、九州では25℃近くまで気温の上がる所があり、熊本では夏日となりそうだ。
　7日(日)は二十四節気の「立冬」だが、各地で秋らしく過ごしやすい気温となる見通し。

来週の天気　週明けは荒天のおそれ　中頃からは日本海側で雨や雪に

　あさって8日(月)から10日(水)にかけては日本の北を進む低気圧からのびる寒冷前線が北～西日本を通過し、各地で雨や風が強まるおそれがある。
　8日(月)は東北から九州の太平洋側を中心に雨が降りそうだ。9日(火)は東日本で午前中、北日本は午後にかけても雨が降り、風も強まる見込み。10日(水)以降は冬型の気圧配置となり、太平洋側では天気が回復するが、日本海側は雨や雪の降る所がある予想だ。

（気象予報士・宮崎由衣子）