【全日本大学駅伝】青学大・原監督が各大学を分析「明治さんの初優勝もあると思う」

青学大の原監督(東スポWeb)

全日本大学駅伝(7日、名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮間、8区間106・8キロ)の前日会見が6日に行われ、青学大の原晋監督(54)が有力校の特徴を語った。

レース当日の朝に3人以内の補欠選手を任意の区間に投入することが可能なため、当日まで激しい駆け引きが予想される中、原監督は「東京国際さんは(イエゴン)ビンセント選手(4年)を7、8区で起用しないとのことなので、7区までは随分前に行く前半型なのかなと思う」と予想した。

もちろん、他大学も警戒している。「後半型は駒大さんは7区に田沢(廉)くん(3年)を置いているので、後半勝負かなと。明治さんは高いレベルの選手層があるので、トータルで能力が高い集団。明治さんの初優勝もあると思う。早稲田さんは昨年同様、前半から積極的に前を走ると思う」と指摘。しかし、東海大については「今年はお休みください」と話し、周囲の笑いを誘った。

その一方で、各大学の監督が青学大の調子の良さを警戒。3年ぶり3度目の優勝に向けては「たぶん各大学ごとに変わってくるが、7区にタスキが渡るまでに、早稲田さん、明治さん、駒沢さん、東海さんについては30秒以上前で我々が行ければ」とコメント。「東京国際さんはビンセント選手がキーになってくる。7、8区で使われないということなので、先頭で東京国際さんが行くと思う。(青学大が)7、8区で逆転するためにはやはり1分から1分半(の差でタスキを)渡さないと逆転はできない」と展望を口にした。

王者奪還へ、名将の頭には必勝プランが描かれているようだ。

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