ソフトボール・日本リーグ決勝トーナメント（６日、福島県営あづま球場）、第２試合が行われ、トヨタ自動車（リーグ２位）は、ビックカメラ高崎（同１位）に０―２で敗戦。７日の３位決定戦に回るが、勝利すれば決勝で再びビックカメラ高崎と対戦する。
大先輩との差を痛感した。０―０で迎えた３回だった。トヨタ自動車の後藤希友投手（２０）は二死二塁のピンチを招くと、ビックカメラ高崎の２番・市口に先制の適時三塁打を許した。
続く３番・内藤には「三塁打から自分自身が崩れてしまった。引きずってしまった」と甘く入ったボールを中前に運ばれ、手痛い２点目を許した。
一方、ビックカメラ高崎の上野由岐子投手は６回から登板。いきなり二死満塁の状況を作ったが、無失点でしのいだ。東京五輪では共闘したレジェンドの投球術に、後藤は「ランナーを背負っていても動じていなかったので、そういったところを見習わないといけない」と反省の弁を述べた。
とはいえ、まだ戦いが終わったわけではない。明日の戦いに向けて「悔しい思いをしたので、明日２連勝して日本一を目指したい。明日に備えて準備したい」と気持ちを切り替えた後藤。この借りは必ず返す覚悟だ。
