DDTの横浜ラジアントホール大会でシングルリーグ戦「D王GRAND PRIX 2021 Ⅱ」のAブロック公式戦が6日に行われ、火野裕士(36)が秋山準(52)を破り、星を1勝1敗の5分に戻した。
開幕戦となった3日の大田区大会で遠藤哲哉に敗戦。初出場の同リーグ戦でいきなりつまずく中、この日は昨年覇者で同じく初戦に黒星を喫している秋山との対決となった。
リーグ戦の開幕前の会見で「勝っておかなければいけない相手」として秋山の名を挙げていた火野は、序盤から強烈なチョップ攻勢をしかける。だが秋山の執ような右腕への攻撃でダメージを受けてしまう。
それでも苦痛に耐え、あえて右腕でチョップやラリアートをくり出すなど闘志を前面に押し出すファイトを展開。秋山のランニングニー、ブレーンバスターをしのぐと、最後はファッキンボムで仕留めて同リーグ戦初勝利を挙げた。試合後には「ここで秋山さんに勝てたのは大きい。このまま1敗もせずに頑張りたい」と逆襲を宣言した。
一方、まさかの開幕2連敗となった前回覇者の秋山はノーコメント。史上初の連覇に向けて1敗も許されない状況となり、早くも崖っぷちに追い込まれた。