東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』(火～金17:15～)11月4日の放送に、今年のドラフト会議で中日ドラゴンズに2位指名された鵜飼航丞(こうすけ)選手が出演した。鵜飼選手は、名古屋市出身の駒澤大学4年生。身長182㎝体重98㎏の、まさに大型新人だ（ちなみに、この日のスタジオコメンテーター山﨑武司氏は身長182㎝体重111㎏）。
鵜飼選手は、今の心境を「不安はあるが、どんな自分になれるか、ワクワクしている。やるしかないので、やってやろうという気持ち」と話したが、山﨑氏が隣にいるためか、かなり緊張気味。その山﨑氏のイメージを聞かれると「ホームランバッター。バットが下から出る感じが、自分の打ち方に似ていると思う」と話した。これに対して山﨑氏は「打ち方の根本は(ふたりとも)一緒」と答えた。
続けて山﨑氏は「僕のように打てば(ホームラン)40本は打てる」と太鼓判を押した。そして「ドラフトで指名される前に(鵜飼選手の)テレビ映像を見た。実は、スカウトからもいろいろ話を聞いていた。自分に似ているところがあるので気にかけていた。何といっても地元(名古屋)出身。愛工大名電(山﨑氏の出身校)のライバルの中京大中京(鵜飼選手の出身校)ということは置いといて、右の大砲として楽しみにしている」と期待を寄せた。
さらに山﨑氏は、鵜飼選手のバッティングについて「あまり注目されていないが、意外と手が柔らかい。手さばきがいい。バットコントロールがいい。大学選手権でも、低めの球をうまく打ったり、内角の厳しいところを体の回転でホームランにしたりした」と、長所を挙げた。そして、これからプロ入りする選手へのアドバイスとして「やるのは野球。やることは(プロもアマチュアも)一緒。だが、プロは野球が仕事。いかに1年間動ける体を作るか。いくら大学生で(体力に)自信があっても、プロの1年間は大変。結果も出しながら体も鍛えていってほしい」とエールを送った。
鵜飼選手からの「速いストレートを打つためには、どういうトレーニングをしたらいいか」という質問について、山﨑氏は「速い真っすぐを打つためには、緩いボールを打つ(練習をする)こと。緩い球にはいかようにも対応できるが、自分の(バッティングの)形でしっかりと緩いボールを遠くへ飛ばすことができれば、速い球に対応できるようになる」と持論を述べた。
そして、新人選手に贈る言葉として「長く野球をやってほしい。せっかくプロになったんだから。自分がひとつだけ自慢できるのは野球を(45歳まで)長くやったこと。1年でも長くやる。そのためには、元気でいなくちゃ」と、自分とタイプが似ている期待の大型新人に、重ねてエールを送った。
大澤広樹のドラゴンズステーション
放送局：東海ラジオ
放送日時：毎週月曜～金曜 17時15分～19時00分
※放送情報は変更となる場合があります。
