5戦連続ポール獲得のバニャイア、レースでも「いいペースで走れると思う」と自信/MotoGP第17戦アルガルベGP予選トップ3コメント

 11月6日、MotoGP第17戦アルガルベGPの予選がポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)が会見に出席。レースを振り返った。

■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:ポールポジション

「とてもうれしい。このレースウイークはとても楽しんでいるんだ。バイクに素晴らしいフィーリングがあると、すべてが楽になる。昨日の午後、それから今日の朝では風に少し悩まされたけれど、うまくいったし、風が強いセクター4で今はすごくいい感じだ。レースに向けて準備ができていると思うよ」

「今日のミーティングに向けてタイヤをいろいろ試したけれど、どちらのタイヤでも速かった。今はエンジニアがどちらのタイヤの方がいいのか確認していると思う。明日はきっと、かなりいいペースで走れると思うよ」

「もちろん(トップ走行中に転倒した前戦エミリア・ロマーニャGPのように)フロントにハードは履かないよ(苦笑)。でもリヤは違っている。ハードタイヤは温めるのに時間がかかるけれど攻められるし、ミディアムではもう少しマネジメントが必要になるかもしれない。ただ、前回のここでのレース(※第3戦ポルトガルGP)では、気温が高く、ミディアムがよく機能していた」

■ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:2番手

「ミサノ(※前戦エミリア・ロマーニャGP)のように、素晴らしい週末になっている。すごくいい金曜日、土曜日だった。今週は最高の日曜日にできるよう、祈っているよ。ペッコ(※フランセスコ・バニャイアの愛称)と同じで、僕もフロントにハードタイヤは履かないつもりだ。タイヤについてはかなり綿密な計画があって、エンジニアはよく検討しているだろう。でも全体的には感触はいいよ」

「フリー走行4回目まではセクター4で少し苦しんでいたんだけど、僕たちの新しいライディングコーチ、ストーナー(※アルガルベGPを訪れているMotoGPクラスで2度のチャンピオンを獲得したケーシー・ストーナー)がコツを教えてくれたから、しかるべきラインを見つけることができたわけなんだ。彼にはすごく感謝しているよ。ペースもいい感じだから、あとは明日の結果を待つだけだ。ポルトガルでは楽しんでいるよ。ここ数戦は、プレッシャーも何もない。今は自分のバイクでただレースをするだけだ。かなり楽しんでいるよ」

「MotoGPでは様々な要素が絡み合っている。それでも、この週末、僕たちは自分たちの課題をこなしてきたと思うよ。これまでのレースでしてきたようにね。ただ、少しアンラッキーだったり、自分たちのミスがあったりした。何を改善すべてきかはわかっている」

「自分たちの実力は知っているし、今年は何度かうまくやっている。だからぜひともまたそこに戻りたい。そして、シーズンをいい形で終えたいと思う。クリスマスブレイクに向けて何度か表彰台を獲得できれば、もし勝てなくても、それはすごく素晴らしいことだよ」

■ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/予選:3番手

「とてもうれしい。ミサノテスト後、バイクに見つけたもので、僕たちはさらに強くなれたと思う。これまでのレースでは天候などもあって、常にちょっと難しく、本来のポテンシャル、バイクや自分自身の実力を発揮できていなかった。ここポルティマオは天候もよく、すごくいい。今のところ、今週末には満足しているよ。どのセッションでも好調だ。レースペースはもう少し改善できるかもしれないけれど、悪くない」

「通常、3列目スタートでは表彰台以上の結果は難しい。今年は表彰台を獲得しているけれど、優勝争いはできていない。そういうポジションからスタートしていたわけでね。1列目からスタートすることになれば、もっとトップ集団で走りやすくなるだろうし、状況も管理できる。ただ、ペッコやドゥカティライダーたちは強い。ほかにも何人か強いライダーがいる。明日は面白くなりそうだ。それからタイヤ選択も重要になるだろうね」

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