国民的人気を集めるジブリアニメの魅力を発信するイベント「声優トークショー×ジブリ映画上映会」(長崎市演劇協会主催、県映画センター、長崎新聞社など特別協力)が6、7日の日程で長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアで始まった。
6日は「風の谷のナウシカ」(1984年)を上映。トークショーでは主人公ナウシカの声優を務めた島本須美さんと、アスベル役の松田洋治さんが初めて対談した。
島本さんは「ナウシカがマスクを着けているシーンでは、底に穴を開けた紙コップを口に当てて声を収録した」と当時のエピソードを披露。松田さんは「コロナ禍を経験して、ナウシカの世界が現実になってしまったように思う。日本人の日常生活の過ごし方が世界の手本になれたらいい」と話した。
スクリーンに映されたアニメ映画「NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘」(2005年)に合わせたアフレコ実演もあった。イベントに訪れた女性は「目で見えないものを想像させるのがジブリ作品の魅力」と感想を述べた。
7日は「もののけ姫」(1997年)を上映。この作品で松田さんは主人公アシタカ、島本さんはトキを演じており、初日とは異なる2人の対談などを予定している。
「声優トークショー×ジブリ映画上映会」 声優の島本さん、松田さん初対談
- Published
- 2021/11/07 11:30 (JST)
- Updated
- 2021/11/09 10:28 (JST)
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