ラグビー日本代表は6日、アイルランド戦(ダブリン)に5―60で大敗した。
前半4分に先制トライを許すと、相手の攻撃を止めることができず、前半を終えた時点で0―29。後半17分にWTBシオサイア・フィフィタ(花園)がトライを決めるも終わってみれば相手に9トライを許すなど力の差を見せつけられた。
アイルランドの戦術に予想外な一面もあった。当初はキックを多用すると想定したが、パスを回して攻め込んできた。試合後、FB松島幸太朗(28=クレルモン)は「アイルランドは真逆のことをしてきた。そこにプレッシャーを与えられず、80分間通してやられてしまった。今のジャパンはそういう修正能力が今後大事になってくるんじゃないか」と振り返った。
ただ、松島は試合中の〝修正力〟が大事だと強調する一方で「まずはミスを減らさないといけない」とも話す。先月23日のオーストラリア戦に続いてペナルティが目立ち、自らのペースで試合を運ぶことができなかった。
「1回やられたら次どうしようかという修正がうまくいっていなかったんじゃないかなと。(相手の)トライ後に(チームで)話してはいるんですけど、それをなかなか行動に移せなかったということ」と松島。13日のポルトガル戦、20日のスコットランド戦で反省を生かしたい。