巨人・鍵谷陽平投手(31)が大仕事だ。7日の阪神とのCSファーストステージ第2戦(甲子園)の5番手として登板し、二死満塁のピンチを切り抜けた。
出番が巡ってきたのは、わずか1点リードの6回裏。4番手の高梨が1安打2四球を許し、すべての塁が埋まっての場面だった。しかも、打席に迎えたの4番のマルテだ。敵地が1球ごとのストライク、ボールの判定で異様な盛り上がりをみせる中、カウント1―2まで追い込み、5球目は外角低めへの145キロ直球。打球は平凡な三ゴロとなり、鍵谷はグラブを叩いて大絶叫した。
投手陣は初回から一度も三者凡退はなく、毎回走者を背負う苦しい展開となっているが、どうにか踏ん張り続けている