【セCS】「今日の試合に関しては…」虎に連勝でCSファイナル進出した巨人の〝MVP〟とは

6回に満塁のピンチをしのぎ、マウンドでジャンプする巨人・鍵谷(東スポWeb)

巨人がクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦(7日、甲子園)で阪神を4―2で下し、ファイナル進出を決めた。

計8投手をつぎ込んだ宮本投手チーフコーチが試合後、「今日の試合に関してはMVP」と断言したのが5番手・鍵谷陽平投手(31)だった。

1点リードの6回二死満塁の大ピンチでマウンドに立った右腕。虎党の大声援に気後れすることなく虎の4番・マルテを5球目145キロ直球で三ゴロに仕留めた。

虎の反撃ムードを鎮火してみせた右腕に試合後の原監督も「あぁ…鍵谷!」と嘆息。「追い込んでも真っすぐ、真っすぐで勝負できたっていうのはね、あの辺がやっぱりピッチャーとしては非常に重要な目に見えない精神というかね、そういうものじゃないかなと。改めて彼のピッチングはね、敬意を表するところですね」と最敬礼だった。

Gのセットアッパーは「なんとしてでも0点で抑えることだけを考えて思いきって投げました。ホッとしています」と大仕事を振り返った。

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