〝結婚反対デモ〟の皇室系ユーチューバーが一転!「愛子さま成年祝賀パレード」開催計画の真意

愛子さまの祝福署名を呼びかける旗を持つ皇室系ユーチューバーの京氏(東スポWeb)

秋篠宮家の長女・眞子さん(30)と小室圭さん(30)の結婚に対して反対の声を上げていたデモが、「宮内庁の職務怠慢の追及」と形を変えて、今も活動を続けている。主催者の皇室系ユーチューバーの京氏(44)を直撃すると、天皇・皇后両陛下の長女愛子さまが成年となる12月1日に成年祝賀パレードを開催する計画を明かした。

「眞子さまと小室さんの結婚反対」として行われた行進デモは先月2回行われ、国内外で大きな反響を呼んだ。ただ10月26日に2人が結婚した当日のデモから、趣旨が変わった。「結婚反対」から「敬愛できる皇室を返せ! 眞子さんの結婚騒動は宮内庁の職務怠慢から起きた」と宮内庁への責任追及に模様替えしたのだ。

東京・明治神宮前では7日にも、サイレントデモが行われた。

一連のデモを主催する京氏は「眞子さんと小室さんの結婚問題で浮き彫りとなったのは皇族の方々に万が一、何かあった時に誰も止めることができなかったということ。これから結婚を控える佳子さまや愛子さま、そして、悠仁さまにも同じようなことが起きないとも限らない。もし、また同じような事態になれば、将来の皇室の姿を描けなくなる」と話す。

小室さん親子をめぐるさまざまな疑惑があった中で、宮内庁は問題を先送りした揚げ句、眞子さんの結婚会見の対応でも混乱を招いた。

「宮内庁には、皇室特権の乱用の疑惑の説明と、本当に皇族費が正当な使われ方をしていたかの報告をしてもらわなければ、国民から失った信頼を取り戻せない。宮内庁が今のままのスタンスでいいのか。何をすべきかもう一度考えてもらいたい。宮内庁に進言するための署名集めを行っている」(京氏)

現在、街頭でのサイレントデモやネットで署名活動に奔走している。

その一方で、結婚反対デモや宮内庁への追及は一部で「皇室への不敬行為」「天皇制反対か」などと批判の声も受けるという。

京氏は「結婚反対デモをやっていた時から、天皇制反対派に利用されたくなかった。皇族の方への批判や不満は一切口にしていないようにしている。宮内庁や国のあり方で進言、発言していくことにかじを切ったのも皇室批判と取られたくないから」と、あくまでも皇室の将来を危惧しての活動だと強調する。

実際、京氏らのデモへの参加者は、長年にわたって皇室を見守ってきた女性が多くを占め、声を上げている。皇室を愛するがゆえの抗議活動というわけだ。

さらに12月1日にはデモから一転、祝賀パレードを企画している。

「12月1日は愛子さまが成年皇族になられます。皇室としてターニングポイントになり、国民として、これからの皇室のためにも祝福すべきと考えた。パレードするのが失礼だとの批判も受けたが、いろんな方に見て、知ってもらうことが大事。知ってもらわなければ、宮内庁の追及も始まらない」(京氏)

宮内庁では12月5日に愛子さまが皇居・宮中三殿への参拝や天皇陛下から勲章を受け取るなどの成年行事を行う予定を明かしているが、コロナ禍を鑑み、祝賀行事や夕食会などは行われず、初の記者会見も年明けとなる予定だ。

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