新型コロナウイルスの影響で1月から延期となっていた成人式が7日、栃木、小山、野木の3市町で行われた。華やかな振り袖やスーツに身を包んだ新成人は、感染対策を講じながら旧友や恩師との再会に笑顔を見せた。
【栃木市】
栃木市成人式は市内6会場で行われた。市の新成人は約1500人で、感染予防のため、人数が多い栃木会場では3回、大平会場では2回に分けて実施。県外在住者ら219人は事前にPCR検査を行って出席した。
栃木会場では計534人がマスク姿で出席した。東京都世田谷区、大学3年佐藤萌香(さとうもか)さん(21)は「長いマスク生活で笑顔が減った。一日も早く日常が戻ってくることを祈っている」とコロナ禍に触れながら、誓いの言葉を述べた。
この日は来年4月に開館予定の入舟町の「市立文学館」が新成人限定で開放され、式を終えた新成人らが記念撮影を楽しんだ。