伝統の“ミラノ・ダービー”は痛み分けのドロー!ミランがOG弾で追い付きリーグ無敗キープ

 セリエA第12節が7日に行われ、ACミランとインテルの“ミラノ・ダービー”が実現した。

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 大都市ミラノを二分する、赤と青の“ミラノ・ダービー”が勃発。激戦が予想される中、アウェイ側に立ったインテルが仕掛ける。開始早々にハカン・チャルハノールがペナルティエリア内で倒されると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果PKの判定に。チャルハノール自らがキッカーを担当し、11分に古巣から先制点をもぎ取る。

 渦中の男の一撃で幕開けとなったダービーは、ビハインドを背負ったミランが反撃に出る。17分に右サイドでFKを獲得し、サンドロ・トナーリがクロスを供給。ゴール前の混戦からステファン・デフライのOGを誘発する。一進一退の攻防となった激闘は、27分頃にマッテオ・ダルミアンがペナルティエリア内で倒され、インテルが再びPKを獲得。今度はラウタロ・マルティネスがキッカーを務めたが、ゴール左に放ったシュートはGKチプリアン・タタルシャヌに防がれてしまう。

 前半に1枚出ただけで、イエローカードがほとんど飛び交わない質の高いプレーを披露する両チーム。後半にはスコアが凍りつき、終了間際にミランのアレクシス・サーレマーケルスのシュートがポスト直撃、こぼれ球にフランク・ケシエが反応するも得点には至らず。タイムアップの笛がジュゼッペ・メアッツァに響き渡り、今季一発目のダービーは1-1で痛み分けのドローに終わった。

伝統のダービーは痛み分けのドロー Photo Jonathan Moscrop

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