逸ノ城が九州場所での幕内初優勝に意欲 日本国籍取得で心機一転

逸ノ城(東スポWeb)

大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)を控えた8日、小結逸ノ城(28=湊)が報道陣の電話取材に応じた。

5日に九州入りしたという逸ノ城は、2年ぶりの九州場所に向け「気持ちいいです。(九州入り後は)2、3日準備があって、明日からトレーニングや相撲を取ったりするつもり」と語った。

秋場所後には日本国籍を取得し、心機一転の場所となる。「やっぱり将来も相撲に恩返ししていけたらと思って取りました」と取得の理由を説明。師匠の湊親方(元幕内湊富士)の本名三浦孝行の姓をもらい「三浦駿(たかし)」にしたことに「相撲界に入って親方にお世話になって、教えてもらい今の自分がある。(親方に)うかがい『三浦さん』になりました」と師匠への信頼感、絆の固さをうかがわせた。

九州場所は、先の秋場所と同様の地位で臨むことになる中「とりあえず下にいかないように。目の前のことをやっていけばいいと思う。自信を持って迷いなくやるだけ。毎日しっかりやっていく」ときっぱり。3場所連続の勝ち越しはもちろん、初の幕内優勝にも意欲を見せた。

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