【スターダム】ワンダー王者・中野たむ「これは生きがいなの」 挑戦者・白川の“心配”を一蹴

同門の白川(右)を挑戦者に迎える中野(東スポWeb)

女子プロレス「スターダム」は8日、都内で27日の東京・国立代々木競技場第二体育館大会の会見を行い、ワンダー王者・中野たむがV6戦で対戦する白川未奈とともに調印を行った。

白川は「いつもたむさんの試合を一番近くのセコンドで見ていて涙が出ちゃうんです。『たむさん死んじゃうんじゃないか』って…。もう、十分頑張ったんじゃないですか? 私がその白いベルトをあなたから剝がして心も体も楽にしてあげる」と中野に挑戦状をたたきつける。

これに王者は「ベルトに挑戦してくれてありがとう。たむの体調まで心配してくれてありがとう。でもね、プロレスラーは超人だから。たむは痛くてつらい思いをして命燃え尽きるまで燃やして戦うことで幸せを感じるの。これは生きがいなの」と返した。

これに白川からは「幸せ? たむさん、そのベルトを巻いてからいつもつらい苦しい悲しい、そんな表情をしているようにしか見えないんですよ」などと食い下がられる。それでも中野は「苦しみや悲しみを知ることで強くなれる、そんな魔力を持っていベルトなんです。この白いベルト、聖なる呪いの白いベルト、守り続けて倒さなきゃいけない相手がいます。そしてかつての戦友の思いも背負っている」と必勝を誓った。

対する白川は「かつての戦友? まだそれ言いますか。岩谷麻優? あ星輝ありさ? そんな過去にずっとずっと思いを馳せているんですか? いつになったら、私その2人に並べるの?」と歩み寄る。コズミック・エンジェルズの同門対決は互いの思いぶつかる激闘となりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社