寒冷前線通過中　雨のエリアは東へ

　午前5時現在、近畿から東海、北陸を中心にまとまった雨雲がかかり、関東や東北でも一部雨が降っている。　

　この雨は寒冷前線や湿った空気に伴うもので、雨雲は少しずつ東へと進んでいる。

　このあとは東日本や北日本が雨の中心となりそうだ。特に前線通過のタイミングに雨雲が発達しやすく、雷を伴って局地的には非常に激しい雨が降るおそれもあるため、落雷や突風などにも注意が必要となる。

　関東は朝から昼前を中心に雨風が強まりやすく、東北は昼前後から夕方にかけてがピークとなりそうだ。

　また、北日本は東北では日付が変わる頃に雨の止む所が多いものの、北海道はあすにかけて大雨に警戒が必要となる。

西日本は天気回復も次第に冬型へ

　一方、前線が離れた西日本は天気が回復してきている。まだ、雨の降っている所でも次第に止んで、日中は太平洋側ほど晴れる所が多くなりそうだ。

　雨雲と入れ替わるように上空には寒気が流れ込んでくるため、次第に冬型の天気分布にかわってくる。山陰などの日本海側では夜から雨が降り出す所がありそうだ。

　また、気温はきのうほど上がらず、20℃に届かない所が多い見込み。

（気象予報士・多胡安那）