視力低下 県内止まらず 裸眼「1.0未満」過去最悪 20年度栃木県まとめ

 裸眼視力が「1.0未満~0.7以上」の本県小、中学生の割合がそれぞれ35.0%、61.1%となり、比較可能な2000年度以降で最多となったことが8日までに、県のまとめで分かった。高校生の割合は70.0%で、中高生は全国平均を上回った。スマートフォンの普及などが影響しているとみられる。新型コロナ対策でオンライン学習の機会も増える中、県教委はデジタル機器の正しい使い方などを呼び掛けている。

 文部科学省が実施した2020年度学校保健統計調査のうち、本県分を県が取りまとめた。対象は5~17歳の一部で、県内の対象者は7万2874人。

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