ロッテ、CSファイナルで山本由伸をどう打つ? 打率7割超や2発の“キラー”に注目

オリックス・山本由伸(左)とロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

オリックス山本は対ロッテ戦で今季2試合に登板し1勝1敗、ワースト防御率3.46

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」(CS)のファイナルステージは10日から京セラドームで開幕する。CSファーストステージで勝ち上がったロッテはリーグ覇者・オリックスと対戦する。初戦の相手先発は史上8人目の「投手5冠」を達成した山本由伸が予想される。ここでは“最強右腕”攻略へのキーマンを見ていく。

オリックスの山本は今季26試合に登板し18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、4完封、勝率.783と圧倒的な成績を残しているが、最も苦手としている球団がロッテだ。わずか2試合の登板だが1勝1敗、防御率はワーストの3.46を記録している。

ロッテとしてはデータ上では今季五分とそこまで苦手意識を持つ必要もないだろう。その中で“由伸キラー”として期待したいのは3人。4打数3安打の打率.750をマークした藤岡裕大内野手、7打数3安打の打率.429の荻野貴司外野手、そして5打数3安打、2本塁打2打点のブランドン・レアード内野手だろう。

今シーズン初対戦となった4月8日は7回6安打1失点の完敗。得点は2回にレアードのソロで奪った1点のみだった。だが、5月19日には3回に荻野の適時打、4回に佐藤都、荻野の連続タイムリー、5回にレアードのソロなどが飛び出し山本は6回8安打6失点で降板となっている。

CSファーストステージで2試合計4打数3安打1本塁打、打率.750と好調だったエチェバリアはシーズンでの対戦はなく、初対戦でどこまで対応できるかも注目される。

○ロッテ打線の今シーズン、対山本由伸の対戦成績

藤岡裕大 4打数3安打、打率.750
レアード 5打数3安打2本塁打2打点、打率.600
佐藤都志也 2打数1安打1打点、打率.500
田村龍弘 2打数1安打、打率.500
荻野貴司 7打数3安打2打点、打率.429
中村奨吾 7打数1安打、打率.143
マーティン 7打数1安打、打率.143(Full-Count編集部)

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