2021年4月〜5月に上演された舞台、KERA CROSS第三弾『カメレオンズ・リップ』。劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ（KERA）の過去の戯曲を、才気溢れる演出家たちの手で新たに創り上げる、シアタークリエ連続上演シリーズ「KERA CROSS」の第三弾、この12月には早くもDVDが発売される。なお、DVD版は今年5月に実施された配信とは別編集となる。
甘美な騙し合いが交錯するクライム・コメディ『カメレオンズ・リップ』は、河原雅彦が演出、音楽は作曲家・キーボーディストの伊澤一葉（東京事変、the HIATUS）が担い、キャストには松下洸平、生駒里奈、ファーストサマーウイカ、坪倉由幸(我が家)、野口かおる、森 準人、シルビア・グラブ、岡本健一と各方面で活躍する実力派キャストによるアンサンブルは、濃厚な空間を作り上げ、好評を得た。収録日は2021年4月21日、シアタークリエにて。
＜ストーリー＞
20世紀初頭。どことも知れぬ外国の、古びた山の谷間の邸宅に住むルーファス（松下洸平）には嘘が上手な姉ドナ（生駒里奈）がいた。その姉が謎の死を遂げ、今は姉に瓜二つの使用人エレンデイラ（生駒里奈・二役）と共に暮らしている。そこへ、ドナの墓を作りたいと亡き姉の夫ナイフ（岡本健一）と元使用人のガラ（ファーストサマーウイカ）が訪ねてきた。さらに、ドナの大学時代の友人のシャンプー（野口かおる）、近くに住む眼科医のモーガン（森準人）、化粧品会社の女社長と名乗るビビ（シルビア・グラブ）、犬狩りの最中だというハッケンブッシュ大佐（坪倉由幸）など、それぞれに秘密を抱えた曲者の客人たちが集まって来る。
彼らはそれぞれにウソをつき、事態を混乱させ、破綻していく。虚実が反転する不思議な時間が人々を飲み込んで・・・・
＜出演＞
松下洸平
生駒里奈
ファーストサマーウイカ
坪倉由幸(我が家)
野口かおる
森 準人
シルビア・グラブ
岡本健一
＜上演記録＞
2021年
4月2日(金)〜4月4日(日) 北千住・シアター1010
4月11日(日) 福島・南相馬市民文化会館(ゆめはっと)
4月14日(水)〜4月26日(月) 日比谷・シアタークリエ
5月2日(日)～5月4日(火・祝) 大阪・サンケイホールブリーゼ ＊公演中止
5月6日(木) 愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
5月15日（土）新潟・長岡市立劇場
企画・製作：東宝 キューブ
「KERA CROSS 」HP
https://www.keracross.com
