「山尾志桜里」改め菅野志桜里氏 パートナーの重職起用にハートマーク

嬉しい菅野志桜里氏(東スポWeb)

前衆院議員の山尾志桜里氏(47)が8日、今後の活動は「菅野志桜里(かんの・しおり)」の本名に戻すと表明。議員バッジがなくても依然、変わらぬ注目を集めている。

「これからは仕事も菅野志桜里でいきたいと思います。戸籍と通称が違うのあらゆる面で負担大なので。キャリアの連続性をやや失っても、この機会にそこは一致させてください!」とSNSに投稿した。

菅野氏は2006年に元ライブドア役員の山尾恭生氏と結婚し、山尾姓となったが、18年に離婚。戸籍上は「菅野」に戻ったが、国会議員としては初当選以降、「山尾」姓で活動していたとあって、「菅野」姓には戻していなかった。

先の衆院選には不出馬で、永田町の外から政治へのアプローチを模索するとしていた中、「山尾」の過去を捨て、「菅野」でリスタートを切ったが、デジタル時代の思わぬ壁にぶち当たった。

ホームページやツイッターのアドレスやIDは「yamaoshiori」から「kannoshiori」に変更するとなると、リンク切れや不具合を起こしてしまうのだ。

菅野氏は「名前は変えるのも戻すのも、本当に大変 たとえば、@のユーザー名を変えようとしたら、URL自体が変わってしまうので断念」と悲鳴を上げた。結局、この日は菅野氏のホームページは「山尾志桜里」のまま。ツイッターのトップ画面だけが菅野に変わった。

一方、菅野氏にはうれしいニュースも飛び込んだ。自民党の中谷元・元防衛相(64)が同日、岸田内閣で新設される人権問題担当の首相補佐官に起用される方針となった。

中国政府による香港や新疆ウイグル自治区の人権弾圧問題で、菅野氏は中谷氏とタッグを結成し、超党派で議連の活動をしてきた。今後も同議連への支援を表明しているとあって、中谷氏の補佐官就任には「人権侵害制裁法+人権DD法の制定に向け前進の予感しかない!できる限りのサポートします」とハートマーク付きで喜びを表した。

議員バッジを失ってもなお存在感をアピールする菅野氏は、今後も永田町をかき回しそうだ。

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