【2021年最新】薪ストーブOK!煙突穴付きテント7選&筆者おすすめテント4選

厳しい寒さの冬キャンプで憧れるのは、テント内を暖かくしてくれる薪ストーブ。そこで、テントに薪ストーブを設置するには「煙突穴付きテント」を使用するのがオススメ!自分でテントに穴を開ける必要もなく、手軽にキャンプで薪ストーブが楽しめます。今回はオススメの「煙突穴付きテント」を中心にご紹介します!

冬キャンプで薪ストーブを使うなら「煙突穴がついているテント」を選ぼう!

筆者撮影

薪ストーブを使用するには、煙突をテントから出して燃焼時の煙や煤を上手く排気する必要があります。

そのため、薪ストーブが使えるテントには煙突を通す煙突穴が必要ですが、案外煙突穴が標準搭載されているテントは少ないのが現状です。

また、薪ストーブを使用するにはある程度のテント高さも重要になってくるので、比較的高さが確保できるティピー型やベル型テントが最適です。

まずはオススメの「煙突穴付きテント」を7つご紹介します!

(※テント内で薪ストーブを使用する際は必ず充分な換気を行い、一酸化炭素チェッカーを使用するなど、一酸化炭素中毒にご注意ください。)

【煙突穴付きおすすめテント】ファミリー用ワンポールテント4選

筆者撮影

冬のファミリーキャンプの場合は大人数で就寝する事が前提になるため、フロアシートが標準装備してあって居住性が高いテントがオススメです。

そのため、素材も結露が少ないポリコットンやコットン素材で、中心部に薪ストーブをレイアウトできるようなベル型テントが最適です。

1. ローベンス「クロンダイク」

筆者撮影

ローベンスの「クロンダイク」は、独自開発のハイドロテックスポリコットン素材で火や結露に強く冬に暖かく夏に涼しいベル型テント。

Aフレーム構造になっており室内も広くファミリーキャンプには最適です。

  • 素材:ハイドロテックス ポリコットン(35%コットン / 65%ポリエステル)、グラウンドシート:ジッパー脱着式(210T オックスフォード 100% ポリエステル/耐水圧10,000mm)、ポール:アルミ(センターポール 30.8-52mm/フレーム 22mm)
  • 収納サイズ:800 x 270mm
  • 重量:16.7kg
  • 就寝人数:6人

(※2021年最新版のクロンダイクは上記と仕様が異なる部分がございます)

また、煙突ポート大型ベンチレーションも標準装備されているので冬でも快適な居住空間でキャンプを楽しめます。

▼筆者も冬のファミリーキャンプで愛用中で、詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!

2. ローベンス「チヌーク ウルサ」

ローベンスの「チヌーク ウルサ」はクロンダイクと同じハイドロテックスポリコットン素材で火や結露に強い仕様。

最大8人まで就寝可能で、快適な室内空間を確保できます。

  • 素材:ハイドロテックス ポリコットン(35%コットン / 65%ポリエステル)
  • グラウンドシート: ジッパー脱着式(210T オックスフォード 100% ポリエステル)、耐水圧10,000mm
  • ポール:アルミ センターポール 30.8-52mm /Aフレーム 25mm
  • 収納サイズ:106 x 30 cm
  • 重量:21.7kg
  • 就寝人数:8人

また、煙突ポートも標準搭載。

サイド部のジッパーを開け、Aフレームを変換させることによりフロント部を大きく開くことができる、テントとタープの一体型ベルテントになります。

3. D&R「コットンベルテント」

D&Rの「コットンベルテント」の特徴は何といっても100%オールコットンを使用しており、火に強いこと!

薪ストーブを使うには最適で、サイズもバリエーションがあるので家族数に合わせてチョイスできるのが良い点です。

  • サイズ:直径4m、高さ2.5m、壁面高さ0.6m
  • パッキングサイズ:100×29×28cm
  • 重量:27kg

壁と屋根に2箇所ある煙突穴は、グラスファイバー製で穴径15cmの耐火性になっているため、燃えにくく安心です。

その分湿気に弱いコットンですが、表面に3,000mmの撥水処理が施こされているので悪天候でも安心して使用ができます。

▼D&R「コットンベルテント」の詳しいレビューはこちらの記事でもご紹介しています!

4. ogawa「ピルツ15 T/C」

ogawaの「ピルツ15 T/C」は自然の風合いも楽しめるTC素材。

高くて広い開放的な空間を実現した八角錐テントで、大家族でも快適に過ごせます。

  • 重量/幕体:約13.4kg、ポール:約4.2kg
  • 素材/フライ:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d、ポリエステル600d(トップベンチレーション)、グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) ポール:スチールφ32mm(310cm4本継)
  • 収納サイズ/90×40×35cm
  • カラー/オフホワイト×ブラウン
  • 付属品/グランドシート、張り出しポール180cm、スチールピン、張綱、アイアンハンマー、収納袋

頂上部と下部両側面ベンチレーターは5ヵ所あり、出入口のメッシュパネルで室内換気を自在に調整できるので夏でも涼しく利用できます。

天井部には煙突ホールがあるので薪ストーブも問題なく使用できますよ。

【煙突穴付きおすすめテント】お値打ちなワンポールテント3選

「薪ストーブを使ってみたいけど、あまり予算をかけずに購入したい」という方には以下のテントがオススメです。

ただ、価格が安いためテント生地はポリエルテル素材になっており、冷気を防ぐスカートも付いていません。

冷え込みの厳しい朝晩に使用するのは難があるので、冬のデイキャンプ用と割り切って利用するのも良いですね!

1. LandField「ワンポールテント」

ランドフィールドの「ワンポールテント(LF-OT010-GR)」はティピー型で、冬キャンプで薪ストーブをとりあえず使ってみたい方にはオススメです。

  • 製品サイズ(約):直径320×高さ160cm
  • 収納サイズ(約):幅41×奥行15×高さ15cm
  • 重量(約):1.5kg
  • 材質:シリコーン繊維ガラス(防炎布)、210Tポリエステル(テント)、スチール(ポール)、アルミ合金(ペグ)、ポリエステル(収納袋)
  • セット内容:テント本体×1、ポール×1、防炎布、ロープ×4、ペグ×12、収納袋

テント生地は、ポリエステル素材で冷気を防ぐスカートは搭載していませんが、煙突ポートが標準装備。

ソロキャンプで使う分には程よいサイズ感のテントに仕上がっています。

2. Shinyever「ワンポールテント」

Shinyeverのワンポールテントは八角形ピラミッド型テントで、1.46㎏の軽量ですから持ち運びもしやすく2~3人用ではあります、ソロキャンプで使うには十分なサイズです。

  • サイズ:テント展開:直径320cm、高さ160cm、収納サイズ:37cm×13 cm×13cm
  • 重さ:1.46㎏
  • 素材:210Tポリエステル引裂き防止生地、PUコーティング、耐水圧3,000mm以上

煙突穴には防火カバーもあり、煙突高さがない薪ストーブでも使えるのが特徴ですが、ポリエステル素材なので煙突にはプロテクターを付けるなどの工夫が必要です。

3. Eono「ワンポールテント」

Amazonブランド・Eono(イオーノ)の「ワンポールテント」は煙を逃す煙突ポート付きで難燃性素材になっており、薪ストーブをアクティブに楽しめます。

  • 重量:約1.7kg
  • 収納サイズ:15×45cm

210Tポリエステル生地でリップストップ仕様。

裂けにくいですが熱には弱い素材なので、薪ストーブを使う場合には注意が必要です。

煙突穴は無いけど薪ストーブが使える!おすすめテント4選

筆者撮影

国内テントメーカーが一酸化炭素中毒の可能性からテント内での薪ストーブ利用を推奨していないため、そもそも煙突穴が標準搭載している事が少ないのが現状です。

ただ、推奨はしていないが対応できるティピー型ワンポールテントは多く、筆者オススメの4つのテントをご紹介します!

ほとんどのテントでダブルジッパーもしくはトリプルジッパーになっているファスナー部分から、煙突を出す事が可能です。

1. テンマクデザイン「サーカスTC」

テンマクデザインの「サーカスTC」は、ティピー型テントとしては絶大の人気を誇っています。

TC生地使用で結露しにくく遮光性抜群で1人でも2人でも丁度良い絶妙なサイズのワンポールテントです。

  • 素材:本体…コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み、ポリエステル65%コットン35%、裾部(スカート)…ポリエステル、ポール…スチール製5本継ぎ(φ32mm/280cm)
  • 収納サイズ:(約)670×250(直径)mm
  • 組立サイズ:(約)4,200×4,420×2,800(高)mm
  • 総重量:(約)10,880g(本体・張り綱6,450g、ポール2,360g)
  • 付属品:ポール、張り網、設営用ガイドセット、ペグ、収納袋

煙突穴はありませんが、二か所ある出入り口がダブルファスナーになっています。

薪ストーブの煙突を出した状態でファスナーを下まで閉めることが出来るので、冬キャンプでの薪ストーブ運用は問題ありません。

2. テンマクデザイン「サーカスTC MID+」

テンマクデザインの「サーカスTC MID+」は、人気のサーカスTCより少しだけ広いミドルサイズ。

夏は涼しく冬は暖かい、抜群の遮光性と通気性を兼ね備えた綿混紡のテントです。

  • 素材:フライ…コットン混紡生地(TC ):ポリエステル65%、コットン35%、加工:表面撥水加工、裾部…ポリエステルリップストップ150D、加工:PUコーティング、ポール…スチール製5本継ぎ(φ35mm×3,100mm)×1
  • 収納サイズ:(約)690×280(直径)mm
  • 組み立てサイズ:(約)4,770×4,500×3,100(高)mm
  • 重量:(約)12.9kg
  • 付属品:ペグ(本体用)×15本、ペグ(設営ガイド用)×1本、張り綱×5本、収納ケース×3、設営用ガイドセット

ファスナーは大型10番コイルファスナーで、スライダーが3個になっているので薪ストーブの配置も自由なのでテント内のレイアウトの幅も増えます。

3. フィールドア「フォークテント TC 280 プラス」

フィールドアの「フォークテント280プラス」のTT/C生地は難燃性素材。

二又ポール&サイドフラップ仕様で広々使えるので、ソロやツーリングの冬キャンプにもオススメです。

  • 本体サイズ : (約)280cm×280cm×175cm
  • インナーサイズ : (約)260cm×130cm×160cm
  • 収納時 : (約)20cm×20cm×70cm
  • 重量:(約)7.5kg
  • 材質:フライシート : ポリエステル65%、コットン35%、インナーテント: ポリエステル、グラウンド : ポリエステル、ポール : スチール、ペグ : 超々ジュラルミン (A7075系)
  • 耐水圧:428mm

また、インナーテントも付属しているので夏も快適に利用でき、ダブルファスナーになっているので冬場はコット泊しながら薪ストーブを利用することも出来ますよ。

4. ハイランダー「A型フレーム ネヴィス」

ハイランダーのティピー型テント「ネヴィス」は機能性も優れたポリコットンテント。

ワンポールではなくA型フレームを採用し、一般的なワンポールテントではデッドスペースになっていた中心部を有効活用できます。

  • 本体生地:ポリエステル65%、コットン35%
  • ポール素材:φ22mmスチール
  • 本体サイズ:330×330×250cm
  • 収納サイズ:約70×25×24cm
  • 重量:約10kg
  • 付属品:ポール、ペグ、ガイロープ
  • 出入口:ダブルファスナー

上部2カ所にベンチレーションを設けているため通気性にも優れ、季節を問わずテント内を快適に保つことができます。

ダブルジッパーになっているので、薪ストーブもテントを閉じた状態で使用できますよ。

お手持ちのテントに煙突穴をつける便利キットも!

冬キャンプをするのに薪ストーブを使いたけど、テントに煙突穴がない!お気に入りのテントで薪ストーブを使いたい!と困っている方も多いのではないでしょうか?

そんな時は煙突ポートを自作できるアイテムも出ているので、自分で作ってみるのも一つの手です!

比較的手軽にできてオススメな自作アイテムを2つご紹介します。

【おすすめアイテム1】マウントスミ「薪ストーブ テント用フラッシングキット 」

マウントスミの「薪ストーブ テント用フラッシングキット」は、テントにキットサイズの穴を切り抜き、ボルトでテントに固定するタイプです。

煙突がフラットタイプですが、テントの屋根の傾斜部分でも問題なく使えます。

煙突直径よりも少しだけ小さめに切るとうまい具合に煙突が固定され、耐熱シリコン部分が溶ける事もありません。

【おすすめアイテム2】D&R「煙突ガード 耐火丸穴付き」

D&Rの「煙突ガード」は耐火性の高い(耐熱約300°C)ガラス繊維で構成されて、煙突パイプに接触しても問題なく、薪ストーブ不要時には閉めておくことが可能です。

テントに穴をあけ実際に縫い付ける必要性はありますが、季節に応じてテントを使い分けない方にはオススメですね。

冬キャンプは薪ストーブがあれば完全無欠!煙突穴付きテントとセットで揃えよう

空気が澄んで遠くの景色を綺麗に眺めることが出来る冬キャンプは、非日常をより楽しむという事では他の季節にはない良さがあります。

ただ、極寒の冬キャンプでは寒さ対策を万全にしたいですが、マイナス10℃前後になる山間部などでは薪ストーブの高出力な暖房性能が必要で、他の暖房器具では少々パワー不足を感じる事があります。

そして、冬場は寒さから屋外で焚き火がしにくい環境でもあるので、暖かいテントの中で薪ストーブの炎の揺らぎを眺めながら、今年の冬は薪ストーブで快適なキャンプライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼キャンプにオススメの薪ストーブや薪ストーブの選び方はこちらの記事を参考にどうぞ!

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