アントニオ・コンテは、ヌーノ・エスピリト・サント解任後トッテナム・ホットスパーの新監督に就任した。初陣はスロースタートとなったが、今後トッテナムが楽観的になれる3つの理由がある。
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堅牢な守備
コンテはチェルシーで3-4-3のフォーメーションを採用し、2016-17シーズンにはプレミアリーグで旋風を巻き起こしタイトルを獲得。トッテナムでの初陣では早速4バックから3バックにシフトした。就任間もない一戦で新システムに適応する時間はほとんどなかったが、エバートン戦でクリーンシートを達成するなどポテンシャルを示している。
ハリー・ケインの意気込み
今夏マンチェスター・シティ行きが報じられ、退団を望んでいたケインは今シーズンのフォーム再発見に苦労している。チームがトロフィーを獲得するにはケインの得点力が必要で、コンテ監督の優先事項の一つであるのは間違いない。一方でケインはコンテ監督就任に興奮を示し、イタリア人指揮官の下で働く準備ができていると語った。
「大きな野心を抱いている。彼の経歴が物語っているね。彼がどれほど高く評価されているか、そして彼が監督として何をしてきたか誰もが知っている。それを尊重しなければならない。彼は選手を向上させるためにできる限り努力をしてくれるだろうし、僕たちはそれを受け入れ、学び、ピッチ上でより多くのことを行い、トレーニングとそれ以外で多くのことを行っていく。彼は素晴らしい監督だ。僕たちはここ数年望んでいた水準に達していなかったけど、状況を好転させくれると期待している」。
2試合負けなし
トッテナムは、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグのフィテッセ戦とプレミアのエバートン戦で印象的なプレーが出来なかったが、コンテがクラブ初陣を無敗でスタートさせたという事実は、コンテとチームの士気を高めるのに重要な意味を持つ。代表期間での休暇を利用してコンテはチームと共に仕事をし、選手たちをよく知りトッテナムに勝利のメンタリティを築く事ができるだろう。