スピードスケート日本代表のドイツ合宿で計10人がコロナ感染 北京五輪代表選考にも影響か

日本スケート連盟は9日、スピードスケートの日本代表選手4人、スタッフ6人がドイツ合宿中に新型コロナウイルスに感染したと発表した。

連盟の公式ホームページによると、スピードスケート代表は選手22人、スタッフ13人がワールドカップ(W杯)第1戦(12日開幕、ポーランド・トマショフマゾウィエツキ)に向けて10月28日から(~11月9日)ドイツ合宿を実施。ポーランド入国48時間前のPCR検査を実施したところ、陽性者が出たという。

PCR検査は4、5日にも行われ、今回が3回目の検査だった。氏名や性別、年齢などは明らかにされていない。陽性者はドイツ保健当局の指示に従い、現地で7日間の隔離措置となる。同連盟は「今後、更なる感染防止策を講じ慎重に活動して参りますが、陰性者は計画とおりワールドカップ第1戦に参加する予定であります」としている。

スピードスケートは来年の北京五輪に向けて11、12月に開催されるW杯4大会で、連盟が定める基準を満たせば、代表に内定する。また、12月末に長野で実施する代表選考会でメンバーを決めるが、今回のアクシデントが五輪代表選考レースにも大きな影響を与えそうだ。

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