JGTOが〝隔離破り〟の石川遼の処分について声明「詳細にわたり検証しております」

石川遼(東スポWeb)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)が9日、副会長を務める石川遼(30=CASIO)についての報道を受けて処分の見通しを説明した。

石川は10月22日まで、カリフォルニア州で行われた来季の米下部ツアー出場権をかけた2次予選会に出場。最終予選会には進めず、帰国したが、この日発売の写真週刊誌「フラッシュ」などは自主隔離期間中の10月27日に千葉県内のゴルフ場に滞在する写真とともに、一般客もプレーしていた中でラウンドし、複数名で飲食をしていたと報じていた。

それら行為の一部が、JGTOの新型コロナウイルス感染症対策特別トーナメント規定に抵触していることから、今週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)の出場辞退を発表。その上で今後の試合出場は、JGTOの判断に委ねるとしていた。

JGTOは「弊機構では報道に基づき、ただちに本人に事実確認をし、現在、それらの行為が弊機構が定めるジャパンゴルフツアー懲戒・制裁規程の違反行為に抵触するか否かを詳細にわたり検証しております。これらの検証には若干の時間を要しますことをご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます」と処分の判断について言及した。

また、辞任の意向を示した副会長職については「石川本人から、弊機構の副会長および理事の職を辞する旨の書面を受け取りましたことも、合わせてご報告させていただきます。弊機構ではこの書面が提出されたことを受けまして、近々、臨時理事会を開催し、上記の検証結果をも踏まえ、最終的な処遇を決定する予定をしております」とした。

その上で「この度の弊機構役員による軽率な行動によりお騒がせし、ご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げますとともに、日ごろからジャパンゴルフツアーを応援していただいておりますファンの皆さま方、関係者の皆さま方に対しまして、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

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