中国で有名なレイ浦シュガーオレンジ-レイ浦がシュガーオレンジ産業の品質改善と向上を振興

レイ浦シュガーオレンジの収穫作業

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【レイ浦(中国)2021年11月8日新華社=共同通信JBN】毎年1月と2月、広西チワン族自治区レイ浦(Lipu)市で採れるシュガーオレンジ(無酸オレンジ)が、甘味を暗示する明るい色彩を伴って、全国で販売されている。2021年、レイ浦でのシュガーオレンジの栽培面積は30万2000ムーに達し、62万トンの生産量と約24億8000万人民元の生産額が見込まれている。同市には現在、シュガーオレンジの2つの地級中核実証区、1つの県級実証区、15の郷級実証団地があり、市全域で品質改善と農業生産の向上を効果的に推進し、農産物の付加価値のさらなる向上を図っている。

果実の質を一段と保証するためにレイ浦市は、効果的かつ一体的な方法で環境に優しい植物保護技術を振興し、環境に優しいシュガーオレンジの認証制度を実施している。2021年10月時点で、レイ浦市の4つの合作社と企業が「Green Food Grade A Product Certificate(環境に優しい食品A級品認証)」の国家認証を受け、認証面積は4710ムーに上っており、2023年には市全域で18万ムーに達すると見込まれている。同時に高品質のシュガーオレンジの生産と販売の共同事業体が技術支援や市場開発によって育成され、事業体の宣伝や主導的な役割を強化し、シュガーオレンジ産業の発展を促進している。レイ浦市宣伝部によると、同市には現在、19の大手企業、515の農民専業合作社、81の家族経営農場がある。

レイ浦市は毎年、Lipu Sugar Orange Cultural Festival(レイ浦シュガーオレンジ文化祭り)と「Orange King(オレンジ王)」コンテストを開催する。シュガーオレンジのブランド人気と影響力を高めるために、あらゆる分野の専門家や学者が招かれてこうした活動に参加し、大規模農場主や販売企業が組織されて地元の果実祭りや販売促進イベントに参加している。

広西チワン族自治区の北東部で桂林市の南部にあるレイ浦市は、国が計画したSouthern Jiangxi-Northern Guangxi orange advantage zone(南部江西-北部広西オレンジアドバンテージ区)に位置しており、これは中国で唯一のシュガーオレンジの特徴的農産物アドバンテージエリアである。レイ浦シュガーオレンジは2017年、国家地理的表示認証を取得し、2015年と2017年にはNational List of Famous, Special and Excellent New Agricultural Products(有名で特別な卓越した新農産物国家リスト)に選ばれて掲載された。レイ浦市のシューレン(Xiuren)鎮は「Town of Sugar Orange in Guangxi(広西のシュガーオレンジ鎮)」の称号も授けられ、「Lizhou(リシュー)」や「Silver Garden(シルバーガーデン)」などの数多くの登録商標には「Guangxi Famous Brand Products(広西有名ブランド品)」や「Guangxi Quality Agricultural Products(広西高品質農産物)」の称号が授けられている。

レイ浦シュガーオレンジの果実は、手ごろで統一されたサイズで、皮は滑らかで薄くてむきやすく、果肉は柔らかくて果汁が豊富で、うま味と甘味を伴っている。さらにレイ浦シュガーオレンジは様々なビタミンやたんぱく質のほか、人体が必要としているカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、その他の成分を含んでおり、あらゆる年齢層に適している。現在、シュガーオレンジはレイ浦市の農業経済発展を支える産業の1つとなっている。

ソース:The Publicity Department of Lipu City

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写真説明:レイ浦シュガーオレンジの収穫作業

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写真説明:レイ浦シュガーオレンジの選別作業