【パCS】オリックス・中嶋監督 吉田正の出場について「明日にならないとわかりません」

オリックス・中嶋聡監督(東スポWeb)

オリックスの中嶋監督は平常心でロッテとのCSファイナルステージに臨む。初戦を翌日に控えた9日、練習後に会見に応じた指揮官は「気負うことなく平常心でみんなで向かっていけたらと思う」と淡々と話した。10月25日の最終戦から約2週間の間隔が開いたことには「キャンプ同様に3勤1休で疲れを取りながら、どういう形で臨めるか考えてやってきた。2週間開いたのは正直難しい」としながらも「集中力を一気に入れるようにしたい。今から特別なことはできない。持っているものをすべて出してほしい」とナインにハッパをかけた。

ロッテとは今季10勝10敗5分け。最後までデッドヒートを展開した難敵だが「手ごわいし、もしかしたら一番苦しんだチーム。そこと1位、2位で対戦できる」と意気に感じている。

一方で「調子の悪い選手を待っているいるわけにはいかないのでそこはシビアにいきたい」とも…。主砲の吉田正が右手骨折から復帰し、打撃練習を再開したばかり。まだ万全とはいかないだけに「明日にならないとわからない。準備は整ったかな、とは思いますけど。軽々しくは言えない」と起用については慎重な判断を迫られそうだ。

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