ツインバード工業株式会社(新潟県燕市)が創業70周年の発表会、企業ロゴの刷新や新製品などを公表

新たな企業ロゴとブランドラインを掲げる野水重明代表取締役社長(写真左)と浅見孝幸マーケティング本部長(写真右)、中央には新製品の「スチームオーブンレンジ」

ツインバード工業株式会社(新潟県燕市)は9日、創業70周年リブランディング&新製品発表会を開催し、同社の企業ロゴの刷新や2つの新ブランドラインの新設、さらに新製品「スチームオーブンレンジ」を発表した。

ツインバードは2020年4月、「ブランド価値向上」「経営品質の向上」「成長事業の進展」を基本戦略に掲げる中期経営計画を発表。2021年10月7日に発表した2022年2月期第2四半期決算(連結)や、25日の決算説明会では、ブランド価値の向上などを狙う「戦略的投資」の実行を宣言していた。

野水重明代表取締役社長

スチームオーブンレンジ

今回の発表会でツインバードの野水重明代表取締役社長は、「日本の家電市場は全体としてダウントレンドにあり、『大量生産・大量消費』から『本質的に豊かな生活を求める』時代へと価値観が変化しつつあると感じている」と話す。こうした状況から、同社ではブランドを再構築。「心にささるものだけを。」というブランドプロミスをうち出すとともに、「匠プレミアム」と「感動シンプル」という2つのブランドラインを発表した。

「匠プレミアム」は、匠の技を家電製品で具現化することことがコンセプト。ツインバードが近年発売し、好評を得たコーヒーメーカーがこのラインに属する。一方「感動シンプル」は、家電の本質を追求してシンプルな機能に純化したという製品のベーシックライン。既存製品16品が属し、今回新たな製品が1品発表された。

新製品「スチームオーブンレンジ」は、独自技術「上下で包むWスチーム」を搭載した家電。25日よりツインバード公式webサイトで先行予約を開始し、1月14日から販売予定。また、ツインバードでは本製品のアンバサダーとして料理家・和田明日香氏を起用。オリジナルレシピの製作や、動画コンテンツなどを展開していくなど、プロモーションにもこれまで以上に展開していくようだ。

さらに今回の発表では企業ロゴの刷新も発表。「共創」を表す2羽の鳥の要素は変えずに、翼部分がやや大きく開き、色がツバメをイメージした黒色に変更された。「TWINBIRD」のフォントは現代的に調整したという。また、同日からツインバード公式webサイトも、ECサイトとしての機能を持ち合わせたものに一新されている。

右側が新企業ロゴ

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ツインバード工業株式会社 webサイト

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