田中碧が森保ジャパンの〝川崎化〟を歓迎

田中碧(東スポWeb)

日本代表MF田中碧(23=デュッセルドルフ)が、森保ジャパンの〝川崎化〟を歓迎した。

カタールW杯アジア最終予選のベトナム戦(11日)に向けて、9日にオンラインで取材に応じた田中。前戦のオーストラリア戦で活躍してチームを窮地から救い、今回のアウェー2連戦でも期待がかかり「チームをうまく循環させられれば」と闘志をみなぎらせる。

相手のベトナムは格下で守備重視の布陣するとみられる。「5バックと聞いているし、ミドルはもちろん有効。崩す部分だけじゃなく力ずくでこじ開けることも必要なので練習でしっかりやっていければ」と得意の弾丸ミドルシュートでゴールを狙っている。

今回のチームには、自身が今夏まで所属した川崎関係者が多数招集されている。現所属メンバーからはDF谷口彰悟、DF山根視来、DF旗手怜央の3人が選出。さらに欧州組でかつて川崎に所属した選手では自身のほか、MF守田英正(サンタクララ)、MF三笘薫(サンジロワーズ)、MF板倉滉(シャルケ)、GK川島永嗣(ストラスブール)と〝最大派閥〟になっている。

川崎にゆかりのある選手の増加に「もちろん一緒にやれるのはすごくうれしい」と田中は歓迎。そして「それ以上に勝つことが大事なので、そこに全員が貢献できればと思う」と必勝を誓った。

J1で旋風を巻き起こす川崎の血が日本代表にも浸透してきている。

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