「製造」から「インテリジェント製造」に-広西チワン族自治区貴港市港北区の新エネ電動車両産業がインテリジェント時代へ

Luyuan Guigangインテリジェント工場のロボットが製品を組み立てている。現在、同工場には60の溶接ロボットがある

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【貴港(中国)2021年11月8日新華社=共同通信JBN】電動バイクが30秒以内で、0.5mm以下のフレーム精度誤差で生産できる。このほど、China-ASEAN New Energy Electric Vehicle Production Baseに(中国-ASEAN新エネルギー電動車両生産拠点)あるGuangxi Luyuan Electric Vehicle Co.,LTDのインテリジェント工場が全面稼働した。貴港市港北区宣伝部(The Publicity Department of Gangbei District, Guigang City)によると、同工場で、最新の作業現場は生産における「大量製造」ではなく品質における「強力な製造」を実現することになる。

総投資額4億元のこのインテリジェント工場は258畝の広さで、2020年12月の着工から2021年9月の完成まで248日かかっただけである。業界の高度なパイプ処理、溶接、組立工程設備と、工場におけるインテリジェントなデジタル生産を通じて、リアルタイム情報コネクティビティーおよび自動処理がフレーム製造、鉄・プラスチックパーツコーティング、モーター製造、バイク全体の組立など主要工程で達成された。さらに、作業現場の生産設備はインターネット・オブ・シングス(IoT)の環境に置かれ、効率性を向上させるだけでなく、労働コストも削減することができる。

このインテリジェント工場では、電動バイクのフレーム製造の自動切断、成型、溶接が実現され、MESシステムでモニターされており、完成品の精度誤差は0.5mm以下になっている。同時進行するプレアセンブリーのための10の自動製造ラインを同工場に設置することが計画されており、その内の5つは現在完成している。これらの生産ラインよって、電動バイクは30秒ごとに生産可能であり、製品は生産における「大量生産」から品質における「強力な生産」へと移行する。

近年、広西チワン族自治区貴港市港北区は、一帯一路構想がもたらした開発機会を捉え、ビジネス環境の最適化を継続し、1万畝のChina-ASEAN New Energy Electric Vehicle Production Baseの建設を計画している。これまでに、約100の電動車両企業が導入され、50以上の電動車両メーカーが稼働を開始した。Guangxi New Energy Electric Vehicle Products Quality Testing Center(広西チワン族自治区新エネルギー電動車両製品品質試験センター)とGuangxi Electric Vehicle Industry Association(広西チワン族自治区電動車両企業団体)が相次いで創設された。400万台の電動2輪車、50万台の3輪電動車両、500万セットの部品が年間で生産され、ローカルマッチング率は80%に達した。

今年1月から9月までに、港北区の新エネルギー電動車両産業の指定規模を超える企業の工業生産高は前年比37.9%増加した。モーター、プラスチックパーツなどの主要コンポーネントは次々と国内とASEAN市場に販売されている。さらに、港北区は地元のシェア電動自転車ブランド「Marshal Travel」も創設し、稼働させた。港北区は5年以内に広西チワン族自治区に50万台以上のシェア電気自転車を導入し、将来は全土に拡大することを計画している。

港北区のHuang Yingmei党書記は「1000億レベルの新エネルギー電動車両産業クラスターを育成し、『第14回5カ年計画』の期間中に電動車両産業の『311』プロジェクト目標を達成するために全力を尽くしている。すなわち、3000万台の電動車両(アクセサリー一式)が毎年生産され、1000億元の生産高と100億元の税収を達成することになる」と語った。

ソース:The Publicity Department of Gangbei District, Guigang

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写真説明:Luyuan Guigangインテリジェント工場のロボットが製品を組み立てている。現在、同工場には60の溶接ロボットがある