東急電鉄、23年春に運賃上げ 全体で十数%程度、初乗りも10円程度

東急東横線

 東急(東京都)は9日、2023年春に東急電鉄の運賃を引き上げる方針を明らかにした。人口減などを背景に定期券利用者の減少が見込まれる中、今後も継続的に設備投資を行う必要があると判断した。来年1月にも国に認可申請する予定。

 鉄道の運賃は、全体で十数%程度改定する。130円の初乗り運賃も、10円程度値上げするという。

 この日、都内で開催した決算会見で、五島雄一郎経営戦略部総括課長は「テレワークの普及で定期の需要は戻らないだろう。将来の負担を先送りすることなく、安心して利用していただけるようにしたい」と述べた。

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