木下富美子都議の議員続行に元同僚都議が絶句「辞職以外の選択肢があったことに呆れる」

都議会に登庁した木下富美子都議(東スポWeb)

木下富美子都議(55)が9日、都議会に登庁し、報道陣の前で無免許運転の人身事故及び長期間の議会欠席について、謝罪したが、都議会は混乱が続いてる。元同僚だった都民ファーストの会の尾島紘平都議(33)がツイッターを更新し、心境を吐露した。

尾島氏は「あらためて、木下都議に議員辞職以外の選択肢があったことに驚くとともに、心底呆れています。本日の対応を見ても共感・同情の余地はなく、極めて悪質です。都議会の権威・品位が損なわれ続けていること、深く憂慮します。一日も早くけじめをつけることが最も都民のためになることを、自覚すべきです」と迫った。

木下氏は都議会で2度にわたる議員辞職勧告が決議されていたが、この日、三宅茂樹議長からの辞職勧告も突っぱね、議員の続行を表明。議会を欠席していた3か月分の議員報酬についてはNPO法人に寄付したとしている。

尾島氏は「公営企業委員会は開かれておらず、都議会議員だけでなく都庁職員も残業を強いられていますが、ここにも多額の人件費がかかるわけで。本人は議員報酬の返納だか寄付だか知りませんが、そういう問題ではない。そもそも原資は都民のために使われるべき税金。このままだと本当に誰も得しません」と現状を嘆いた。

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