【来夏の神奈川参院選】定数5へ早くも乱戦の様相 初の合併選挙に

衆院選期間中には来夏に改選を迎える参院議員が聴衆に政策を訴える場面もあった=10月21日午後、横浜市港南区

 衆院選の余韻が消えない中、県内の各党は来年夏の参院選神奈川選挙区に向けた準備に入った。改選定数は4だが今回は欠員により定数が5となることもあって、各党の現在の方針を基にすると、既に計14人が擁立される気配だ。過去最多の立候補者数に迫る勢いで、早くも乱戦の様相を呈している。

 来年夏の神奈川選挙区は改選定数4だったが、2025年改選の松沢成文氏が今年8月の横浜市長選出馬に伴い自動失職。このため欠員1を補う同選挙区初の「合併選挙」になった。定数は5になり、得票数上位4人に任期6年が与えられ、5位の候補者は補欠選挙の当選者として25年までの残り任期3年を務めることになる。

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