ブルー・ダニューブ・システムズ、成層圏からのフェーズドアレイを用いた初のブロードバンドアクセスを高高度プラットフォーム局(HAPS)で実現

米カリフォルニア州サンタクララ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 移動体通信事業者が爆発的なデータ増加という課題に対応する上で役立つインテリジェントな無線アクセスソリューションを提供する企業であるブルー・ダニューブ・システムズは、当社の3Dビームフォーミング無線システムが、成層圏から地上の携帯電話ユーザーへの初のブロードバンド通信を実現するために使用されたことを発表します。ブルー・ダニューブのビームクラフト(BeamCraft™)500は10月30日(土)に、材料科学企業でHAPSメーカーのSceyeが主導するニューメキシコ州でのプロジェクトの一環として、成層圏の無人プラットフォームで打ち上げられ、運用されました。

今回の試験打上げは、Sceyeが成層圏から高速インターネットサービスを広域化することの実現可能性を実証する計画の一環として行われました。ブルー・ダニューブとSceyeはこれまで、140kmの距離にあるアクティブ型アレイからの通信接続を実証しています。

ブルー・ダニューブの無線装置(RU)システムは、あらゆる飛行体プラットフォームから通信を実現するための最適な選択肢です。その基盤となるフェーズドアレイ技術はコスト効率に優れ、あらゆる周波数帯に適用できます。このRUは、低温・低圧(成層圏)の条件で試験され、ハードニングが施されており、高度6万フィート以上で欠陥なく動作してきたものです。

ミッドバンドの周波数で動作するブルー・ダニューブの適応型ビームフォーミングRUを使用して、ダイナミックなサイドローブ制御と23dBiのアンテナ利得で並外れて正確なビームを実証しました。RF信号は、HAPSの動きや環境条件に応じて、3Dビームの形成、角度調節、出力分布をリアルタイムで動的に制御・調整されました。このような商用システムが成層圏に配備されたのは、今回が初めてです。2GHz周波数帯のミッドバンド動作により、地上の4G/5Gネットワークと同等の広い帯域幅とスループットを実現しました。今後のフォームファクターでは、より高いアンテナ利得と、飛行体/衛星プラットフォーム向けに最適化されたサイズ、重量、出力を実現します。

ブルー・ダニューブのマーク・ピント最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ブルー・ダニューブは、当社の3Dビームフォーミング技術について、飛行体プラットフォームで広範囲に高速ブロードバンドサービスを提供するという、もう1つの重要な使用例を実証しました。これは、正確なRFコヒーレンスベースの3Dビームをコスト効率よく生成し、5G容量の大幅な増加を実現する当社独自の能力に基づくものです。成層圏からの試験に成功したことで、通信事業者には必要な場所と時間で、拡大された通信エリアとサービスを提供いただけるようになります。」

ブルー・ダニューブ・システムズについて

ブルー・ダニューブ・システムズは、モバイルネットワークやその他のアプリケーションのための次世代無線ソリューションを設計しています。当社のコヒーレント大規模MIMOソリューションは、今日のネットワークに5Gビームフォーミングをもたらし、ネットワーク容量とエンドユーザーの体験を劇的に向上させます。また、機械学習技法を活用したクラウドベースの一連のソフトウエアと組み合わせることで、当社の技術は今日のスマートフォンに対応したセルラーネットワークの容量を最大で10倍に増やすことができます。ブルー・ダニューブ・システムズは米国を拠点とする非公開の新興企業であり、セコイア・キャピタル、シルバー・レイクのほか、AT&Tなどの投資家から支援を受けています。詳細情報についてはwww.bluedanube.comをご覧ください。

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