「打つのが不可能」な大谷翔平の“149キロ魔球” MLB公式選定「えげつない球15選」に

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷の高速スプリットに打者は127打数11安打、打率.087、77三振だった

今季投手として23試合130回1/3を投げて9勝2敗、防御率3.18、156奪三振の成績を残したエンゼルスの大谷翔平投手。MLB公式サイトは今年4月4日(同5日)のホワイトソックス戦で投じた92.6マイル(約149キロ)のスプリットを「今年の最もえげつないボール」の一つに挙げている。

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MLB公式サイトは「スタットキャストによって、100マイル(約161キロ)に達する速球や高回転数のカーブ、2フィート(約61センチ)以上動くスライダーなど球界最高峰のボールの裏にある数字を見ることができるようになった」と指摘し、「2021年の最もえげつない球15選」を発表。その一つに大谷のスプリットを選んでいる。

今季初登板となったホワイトソックス戦。4回2死一、二塁の場面で大谷はルイス・ロバートに対してカウント0-2から92.6マイルのスプリットで空振り三振を奪った。ピンチを脱した右腕はその瞬間、雄叫びを挙げている。

記事は「オオタニのスプリットは球界で最も打つのが不可能な球かもしれない。打者は今季このスプリットに対して127打数11安打、打率.087、77三振だった。オオタニはこれ(スプリット)を球速93マイル(約149.7キロ)に近いところまで上げた――投手として100マイル(約161キロ)を投げ、打者として115マイル(約185.1キロ)の打球を打ったあの歴史的な先発登板と同じ日に」と説明している。

大谷のスプリット以外には、速球のメジャー平均球速93.5マイル(約150.5キロ)を上回る、ジェイコブ・デグロム(メッツ)の94.9マイル(約152.7キロ)のスライダーや、毎分3539回転の回転数を記録したダスティン・メイ(ドジャース)のカーブ、24インチ(約61センチ)変化したカイル・クリック(当時パイレーツ)のスライダーなどが選ばれている。

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(Full-Count編集部)

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