六星占術の細木数子さんが83歳で死去 娘が報告「うなぎを食べた数時間後に…」

細木数子さん(東スポWeb)

占い本の大ベストセラー「六星占術」で知られる占術家の細木数子さんが8日に死去していたことがわかった。養子縁組を組んだ娘で占術家の細木かおり氏が10日、自身のインスタグラムで明かした。83歳だった。

かおり氏は「悲しい出来事がありました」と切り出した後「母・細木数子が呼吸不全で8日に満83歳で永眠しました」と報告。

同氏によると、数時前にはうなぎが食べたいと言って、おいしそうに食べていたという。「ケーキを持って帰ると喜んでいたから、母の分のクリスマスケーキも予約していたのに」と嘆いた。

そして「いつかは訪れることだと分かっているけど、いざ直面すると想像以上に悲しいです」と現在の心情を吐露。「でも、引退してからは自宅で気ままにすごし ひ孫と笑顔で楽しそうに遊ぶ姿は、あの頃とはまるで違う優しい表情でした」と故人を偲んだ。

続けて「昔から病院で逝くのは絶対に嫌だっ!って言ってたけど、その通り大病することなく自宅で過ごせたし、希望通り家族が見守るなか自宅で最後を迎えたことは良かったのかなと思います」とした。

幼いころらたくさんの愛情を注いでうれて、今ある幸せは、ばあばのお陰と痛感しております」と感謝。最後に「ばあば、お疲れ様でした。そしてありがとうございました」と締めくくった。

細木数子事務所は同日、通夜・告別式は近親者や関係者のみで行い、お別れの会を14日、東京・港区の梅窓院で行うと発表した。

細木さんは1938年生まれ。82年に独自の研究で編み出した「六星占術」に関する本を出版すると大ベストセラーとなり、一躍カリスマ占い師となった。2004年には「ズバリ言うわよ!」(TBS系)をはじめ、人気タレントとしても活動。歯に衣着せぬ物言いで注目を集めた。

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