食べて環境を考える 児島湖産のテナガエビが給食に 岡山市

児島湖の水質改善に期待が寄せられているテナガエビが岡山市の中学校で給食に登場しました。

児島湖産のテナガエビを給食で食べたのは、岡山市南区の福南中学校の生徒と教職員約500人です。

福南中学校では、1年生が清掃活動などを通して児島湖について学んでいます。

(生徒は―)
「現地に行ってみると、すごくごみがいっぱいあって、みんなもこんなにごみがあったんだと分かったのではないかなと思いました」

10日の給食では、「テナガエビとさつまいものごまがらめ」を味わいました。

岡山県では、生活排水などによる水質の悪化を改善しようと3年前からテナガエビの増殖実験に取り組んでいます。テナガエビは水質の悪化をもたらすプランクトンを食べることから、水質改善に期待が寄せられています。

(生徒は―)

「衣がついたみたいな感じで、食感が違ってよかったです」

「児島湖で取れる魚ってどうかなと思っていたんですけど、噛み応えがよくて、とてもパリパリしていたのでおいしかったです」

「児島湖をこれからきれいにしてくれる大切な鍵でもあるし、しっかり噛んで、健康にもいいのでたくさん知ってほしいです」

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