道の駅「都城」着工 23年春に開業予定

道の駅「都城」完成予想図(都城市提供)

 都城市の道の駅「都城」(愛称・NiQLL=ニクル)の起工式は8日、同市都北町の現地で約50人が出席してあり、工事の安全を祈った。2022年9月完成し、23年春に開業予定。
 鉄骨平屋建てで延べ床面積2732平方メートル。直売所やレストラン、キッチンスタジオ、会議やイベントに使える多目的室、木製遊具広場を備えた「肉と焼酎のふるさと」を発信する物産振興拠点で、現施設の北側に建設する。屋外には雨天時でもイベントが開催できる広場(360平方メートル)、障害者らが使う屋根付き駐車場3台分も備える。概算事業費は23億円。市と新事業会社のココニクル都城(社長・岩崎透副市長)が運営する。
 国土交通省の「防災道の駅」に県内で唯一選ばれ、一帯(敷地面積約1.9ヘクタール)は、道の駅と駐車場(184台)のほか国が道路情報提供施設、災害用備蓄倉庫などを整備する。
 池田宜永市長は「肉と焼酎を知ってもらう取り組みを続けてきた。新しい道の駅建設で次のステップに踏み切る。思いやりの心で対応し愛される施設にしてほしい」とあいさつした。

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