【ノア】望月成晃が拳王を衝撃KOでV1に弾み「見たか。ストレート掌底だ」

拳王(左)をKOした望月(東スポWeb)

ノアの10日・後楽園大会で、GHCナショナル王者の望月成晃(51)が強烈な掌底一撃で拳王(36)をKOし、V1へ弾みをつけた。

13日の神奈川・横浜武道館大会で行われるタイトル戦を控え、望月はタッグ戦で挑戦者の拳王と対戦した。しかし、拳王のパートナーでGHCヘビー級王者・中嶋勝彦の好調ぶりもあって序盤から苦しい展開が続く。それでも船木誠勝の援護も受けて致命傷は許さなかった。

試合は両軍の意地がぶつかる熱戦になったが、最後は一瞬の結末。スキを突いた望月が、パンチに見まごう強烈な掌底を拳王の顔面に叩き込んでダウンさせ3カウントを奪った。望月は「見たか。ストレート掌底だ」としてやったり。この日の試合前に船木から教えを請い、精度を高めたことを明かすと「前哨戦で直接取られるなんて、お前らの世代はだらしねえんじゃねえか?」と不敵に笑い、初防衛に絶対の自信をのぞかせた。

一方、不覚の拳王は口から鮮血を滴らせながら「この屈辱は忘れねえからな…」。V1戦は壮絶な死闘となりそうだ。

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