鷹のサブマリン・高橋礼が語った不振原因「カーブを小手先で操ったせいで…」

ソフトバンク・高橋礼(東スポWeb)

ソフトバンクの高橋礼投手(26)が宮崎秋季キャンプ(生目の杜運動公園)の10日、直球のみ45球のブルペン投球を行った。

「必ず強い真っすぐを取り戻す」。右下手投げから140キロを超す真っすぐを武器に、2019年に12勝をマークして新人王を獲得、プレミア12では日の丸も背負った。今季の最速は136キロ。生命線のストレートの球威が戻りきらず、1勝1敗、防御率5・82と不本意なシーズンを過ごした。

今春キャンプから習得を試みたカーブを「小手先で操ったせいで体幹が抜けた」とフォームの安定性が崩れた原因は分析済み。カーブ習得を一時ストップして、最大の武器である直球を磨き直すことを決めた。

「僕が生き残るすべは結果を出すこと。同じ結果ならアンダースローとオーバースローだったら、アンダースローが選ばれると思う。アドバンテージをプラスに考えたい」。来季、再び先発としての地位を勝ち取り、完全復活を目指す。

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