【セCS】巨人・宮本コーチ 背信投球の山口が「向こうに勢いを与えてしまった」

初回、先頭の塩見(左)に二塁打を浴びる山口(東スポWeb)

巨人は10日、ヤクルトとのCSファイナルステージ初戦(神宮)に0―4で完封負け。ヤクルトの優勝アドバンテージを含め、巨人は2敗目となった。

何より痛かったのは初回に献上した先制点だ。先発した山口俊投手(34)はサンタナに2ランを浴びるなど3失点。あっさりと主導権を握られ、そのまま押し切られた。試合後、宮本和知投手チーフコーチ(57)は「ピッチャーは立ち上がりですね。向こうに勢いを与えてしまったというのが今日の反省点ですね」と語った。

中でも「フォアボールが絡むとこうなってくる。短期決戦というのは野手で言うとエラー、投手で言うとフォアボールが致命傷になる」と一死二塁から山田に与えた四球を指摘し、初球を左翼席まで運ばれたサンタナとの対戦についても「甘かったね。高めのスライダーですか。初球から打ってくるバッターに対してね」と反省を促した。

巨人としてはますます後がなくなったが、11日の第2戦は中4日でエース菅野を先発に立てる。宮本コーチは「彼はジャイアンツの18番なので、期待するものは大きいです」。まずは1勝を挙げ、流れを変えたいところだ。

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