「『安保不安』鼓吹する日本の下心は隠せない」 朝鮮中央通信社が論評 パトリオット機動展開訓練などを問題視

「『安保不安』を鼓吹する日本の下心は隠せない」-朝鮮中央通信社は11月10日発の論評で、日本が軍事的緊張激化に執着し続けていると非難した。

最近、日本の航空自衛隊が神奈川県横須賀市で迎撃能力を向上させたという地上配備型迎撃ミサイル・パトリオットの機動展開訓練を行った。

朝鮮中央通信

この訓練については「安全保障に対する国民の不安をなくすところに訓練の目的がある」と説明されていた。

朝鮮中央通信は、「日本が軍事大国化の度合いを一段階、一段階引き上げるたびに、いわゆる『周辺の脅威』に対処するための『必要最小限度の範囲内に属するもの』と強弁を張っているが、そうするほどその腹黒い下心はいっそう明白にさらけ出されている」と指摘、「日本が『周辺の脅威』についていくら言い立てても、海外膨張野望と再侵略野望に浮ついた戦争国家、侵略国家の本性は隠せない」と主張した。

朝鮮中央通信は、日本が国内総生産(GDP)の1%以内に限定されていた軍費を2倍以上増額しようとしており、これに従って2022年度防衛費予算を史上最大の規模に編成すると決定したこと、「前例のない厳しい周辺安保環境」を口実に最新型ステルス戦闘機の購入、長距離巡航ミサイルの開発、空母の保有など、先制攻撃型先端武装装備の導入が積極的に推し進められていることに言及した。

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