九州高校野球 長崎日大きょう準決勝 九州国際大付と大一番

準決勝に向けて守備の動きを確認する長崎日大の選手ら=鴨池ドーム

 第149回九州地区高校野球大会は11日、鹿児島市の平和リース球場で準決勝が行われる。長崎県勢は第2代表の長崎日大が第2試合(13時)で九州国際大付(福岡)と対戦。第1試合は有田工(佐賀)と大島(鹿児島)が顔を合わせる。九州勢の選抜出場枠は「4」。勝てば来春の甲子園切符が確実となる大一番を迎える。
 休養日の10日、長崎日大は同市内の室内練習場で調整。ストレッチで入念に体をほぐし、内野守備の連係などを確認後、準々決勝で失敗があった送りバントや打ち込みに汗を流した。
 九州国際大付は左右の好投手に加え、準々決勝で今春の選抜準V校の明豊(大分)から13得点を挙げた強打も備える。長崎日大も2試合で計28安打23得点と打線が振れているが、まずは守備でしっかりリズムをつかんで攻撃につなげたい。
 1回戦で2ラン、準々決勝で3安打を記録した3番松尾は「感覚はつかめてきているので、自信を持って自分のスイングをする。狙い球を絞って少ないチャンスをものにできるかどうか」と闘志を燃やしていた。


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