V長崎 3カ月ぶりに練習を公開 終盤戦盛り上げへ

練習で汗を流すV長崎の選手=諫早市サッカー場

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は10日、約3カ月ぶりに全体練習を一般公開した。ファンクラブの会員ら約100人が見守る中、選手たちはフィジカルトレーニングや7対7のハーフコートゲームで汗を流した。
 今季も残すところあと4試合。V長崎は現在、J1昇格圏内の2位京都と勝ち点差7の3位につけている。練習公開は、終盤戦に向けてクラブやファン、サポーターらが一体となり、奇跡を起こすという空気をつくり出そうと実施した。
 冷たい雨が降る中、選手たちは観客席に一礼して練習をスタート。オフ明けの心肺や筋肉に負荷をかけて、13日のホーム栃木戦に向けてコンディションを上げるトレーニングに取り組んだ。来場したファンは、拍手や熱い視線を送っていた。
 植中は「やっぱりお客さんが入ってくれるのはモチベーションが違う。とても楽しい時間になった」、毎熊は「一緒に戦っているのを実感する。試合に似た雰囲気でやれた」と熱い思いを感じ取った様子。松田監督は「どういう形であれ、全力を尽くして最後まで諦めずにやっていく。可能性を信じて一緒に戦っていただければ」と呼び掛けていた。

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