元AKB48と元NEWSが舞台で共演! ヒロイン多田愛佳&座長・草野博紀の夢&本音トーク

舞台に登場するマカロンを手にする草野(右)と多田(東スポWeb)

舞台「おおばかもの~メレンゲとわすれもの~」(17~21日、東京・草月ホール)に出演するNEWSの元メンバーで俳優・草野博紀(33)、ヒロイン役のAKB48、HKT48の元メンバーで女優の多田愛佳(26)がインタビューに応じた。舞台初主演となる草野が座長として一座の雰囲気づくりに活用しようとしているのが、“下ネタ”だという。

――舞台「おおばかもの」シリーズは第5弾。今作では夢がある大学生と夢がない大学生の葛藤が描かれている。草野さんにとって舞台初主演

草野 第1弾からほとんど出演していて、毎回面白いシーン、すてきなセリフがある。今回は心に残るセリフを大事にお客さんに届けたい。

多田 新作で草野さんが初主演で、その彼女役をやれてうれしい。笑いあり、感動もあり楽しめる内容になっています。

――役柄について

草野 悩みを抱える大学生の話。僕も大学に通っていた。大学生ってこんなキラキラしていて楽しそうだなということもお伝えできたら。

多田 演劇サークルに入っていて、夢がない大学生の役です。

――演じた役に共感できる

草野 演じた赤岩という大学生は夢がなく常に悩んでいる。歌をやって、ダンスをやったけど、なんか違うなと。そこに僕もけっこう共感できる。男の人は、恋愛が絡んだら夢との両立がヘタクソになる。台本を見ていて「わかるなー」と思った。自分も別れちゃって、手付かずになった経験がある。その心境をうまい具合に届けられたら。

――舞台のテーマの一つが夢。2人の夢は

多田 お金持ちになりたい! 正直、現状から言うと、結婚できないだろうと思っているので、将来を見据えて一人で生きていけるようにお金が欲しいです。

草野 おぉ、リアリストだ。今の僕には夢はないのかもしれない。今は稽古があってそれで精いっぱい。夢と言われてもパっと出てこないので、すぐ夢を言えるのはいいこと。役者としてやりたいこととしては、芝居で人を苦しくさせられるような役をやってみたい。

――稽古場の雰囲気は

草野 座長ってどういうものだろうって思っていて、答えがあんまり分からなくて。座長でもやることは今までと変わらないけど、責任感を持って皆さんと同じモチベーションでやっている。

――6月に行われた別の舞台でも2人は共演している

草野 知っている人がいるのは、すごく頼もしい。言わなくても空気感でわかってくれて、すごく信頼している。

多田 やったぜ! 草野さんは、個人的に本当に面白い人。体験してみないとわからない面白さがあります。

草野 稽古をしていると、現場には仕事というモチベーションで来ているからあんまりふざけられない。でも共演者と仲良くなりたいから、今はできないけど打ち上げとかはここぞとばかり、会心の下ネタなどを言ったりする。どんな内容かは秘密だけど。僕の持論だけど、下ネタが嫌いな人はいないと思う。共演者との距離を縮められる(笑い)。

☆くさの・ひろのり 1988年2月15日生まれ。神奈川県出身。2003年にNEWSのメンバーに選ばれてデビュー。06年に脱退し、08年にジャニーズ事務所を退所した。現在は俳優として活動している。

☆おおた・あいか 1994年12月8日生まれ。埼玉県出身。2006年にAKB48第3期生オーディションに合格し、07年にデビュー。派生ユニット「渡り廊下走り隊」でも活動し、12年にHKT48に移籍。17年にグループを卒業し、現在は女優として活動中。

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