ソフトウエア開発 SCSKニアショアシステムズ 長崎に来年7月進出

 情報処理サービス業のSCSK(東京)は10日、同社の子会社でソフトウエア開発業のSCSKニアショアシステムズ(同)の長崎開発センター(仮称)を長崎市内に新設すると発表した。来年7月から業務を開始し、開設後3年間で100人を雇用する計画。
 SCSKニアショアシステムズは2001年設立。21年3月期の売上高は49億4千万円。9県10拠点での業務体制人員は約840人。熊本、宮崎、鹿児島各県に開発拠点があり、大分県にも来年4月、新設する。
 長崎開発センターの設置場所は未定。SCSKから受託した企業の基幹、業務システムの開発、保守などを担当する。県、県産業振興財団、長崎市が誘致した。来月下旬、立地協定締結式を開く予定。県内への県外企業の立地決定は本年度5件目(拡充を含む)。
 SCSKニアショアシステムズは本県進出の理由について「九州で稼働している宮崎、鹿児島、熊本の各拠点と近く、連携して業務を拡大したい。長崎の地場IT企業との協力関係も見込める」と説明した。

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