西日本は早い冬の訪れか 月末から寒気南下しやすく 北日本は季節の進みゆっくり 1か月予報

気象庁は11日(木)、向こう1か月(11/13~12/12)の天候の見通しを発表した。北日本は暖かい空気が流れ込みやすいため、向こう1か月の気温は高く、期間のはじめはかなり高くなる見込み。一方、沖縄・奄美は寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は低くなりそうだ。

 1週目(11/13~11/19) 北ほど高温傾向だが、大陸からの寒気を受けやすい沖縄・奄美は低温傾向。沖縄・奄美は、平年に比べて曇りや雨の日が多い見込み。  

2週目(11/29~11/26) 寒気の影響を受けにくい北・東日本は、高温傾向となりそうだ。全国的に、平年と同様の天候が見込まれる。  

3~4週目(11/27~12/10) 西日本や沖縄・奄美は、冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込みやすく低温傾向。一方、寒気の影響を受けにくい北日本は、高温傾向が見込まれる。

北海道に「高温に関する早期天候情報」

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 北海道はこれまでの1週間は気温が平年より高い日が多く、かなり高い日もあった。今後2週間程度も、暖かい空気が流れ込みやすいため、気温が平年より高い日が多い見込み。特に、17日(水)頃からの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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