旧邸の夜、幻想的に彩る 新宮で「和傘の灯り」

プロジェクションマッピングによる映像が映し出された旧西村家住宅と、ライトアップされた和傘(10日、和歌山県新宮市新宮で)

 和歌山県の新宮商工会議所青年部(向井康博会長)は、旧西村家住宅など新宮市内3カ所で和傘をライトアップするイベント「和傘の灯(あか)り2021」を10日から開いている。会期は14日まで。点灯時間は午後5時半~9時(最終日は8時まで)。

 会場は旧西村家住宅のほか、徐福公園と新宮城公園入り口。旧西村家住宅では色とりどりの和傘50本がLEDの照明で鮮やかに浮かび上がり、白い外壁には市内では初めてという、プロジェクションマッピングによる映像が映し出された。新宮城公園入り口では、石段の両側に和傘40本が飾られた。

 来場者は、カメラやスマートフォンで幻想的な情景を写したり、親子で記念撮影をしたりして夜のイベントを楽しんでいた。

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