お店の中に大きな池!?生簀の新鮮な魚が味わえる「しんや寿し」

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は11月8日(月)に放送された内容です。

大和郡山市にある奈良の台所、中央卸売市場。 海のない奈良県に全国から新鮮な魚が届くこの市場から車で2分ほどのところにある「しんや寿し」。

お店の中には、子ども達が「水族館みたい」と驚くほど大きな生け簀が!まるで池のようです。中には伊勢海老やヒラメ、ふぐ、タイなど、たくさんの魚たちが泳いでいます。

しんや寿しは創業44年。どんな新鮮なお魚がいただけるのか楽しみです。

まず、テッサをポン酢でいただきます。

歯ごたえがしっかりしていて、ポン酢との相性も抜群!後から脂身の旨味、ポン酢の爽やかさが口の中に広がります。

今が旬のふぐはフルコースがあるほど様々な調理方法でいただけます。

店主・竹原郷さん

「ふぐの皮をダシで炊いて冷やすと、ふぐ天然のコラーゲンで固まります。」

さっそくいただきます。 ふぐの旨味もありつつ弾力、食感も楽しめますね。

一品料理を堪能したら次はいよいよ…。 上にぎり盛り合わせ。

いま旬を迎えているという星鰹をいただきます。

とても脂がのっていて柔らかいです。

店主・竹原郷さん

「『鰹』って名前ついているんですけど、鰹の仲間ではないらしいんです。」

鰹とは別種で旬は秋から春。モチモチ食感にトロのような旨味なんだとか。

お米のこだわりも聞いてみました。

店主・竹原郷さん

「シャリにはあきたこまちを使っています。甘み・旨味が強く水分量が多くて寿司米には向かないと言われているんですけど、美味しいを追求してずっと使わせてもらっています。」

にぎりの一皿の中で店主・竹原さんの丁寧な仕事が、それぞれ違う舌触りを楽しませてくれます。

続いて、3種類の鯖「あぶり」「昆布」「甘ダレ」をいただきます。

あぶり鯖は表面が香ばしく、中は鯖の甘みが感じられ、ガリとの相性も抜群。スッと香りが鼻から抜けていきますね。

こうして、お客さんに喜んでもらうため一品料理も豊富にそろえ、生簀の魚も絶やさない店主・竹原さん。

店主・竹原郷さん

「お客さんが最後にお店を出られるとき『きょうも美味しかったわ、また来るわな』って言ってもらえるのが、仕込みとか大変なこともありますけど、その言葉をもらうために毎日がんばっている。これからも精進し続けて、お客さんに沢山来てもらえるように頑張ります。」

ご主人の人柄がより美味しさを引き立ててくれる「しんや寿し」さんのうまいもん、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

※この記事は取材当時の情報です。

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